仕事を辞めたいほど悩む保育士!給料・勤務時間・人間関係から考える

女性の職場の人間観察

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保育士・看護師・介護士の現場の離職率保育士・看護師・介護士の現場の離職率データから情報を読み取っています。現状を知る参考に!

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保育士が辞めたいと思うとき

給料が安い

保育士はれっきとした国家資格。子どもたちを危険から守ることも役割である保育士は、命を預かっていると言っても過言ではありません。
まだ身を守ることができない、危険を察知できない子どもたちと一緒に過ごすということは、とても責任のあること。
保育士の仕事には大きなプレッシャーとストレスがあるんです。

国家資格取得者として責任を持って働く保育士ですが、それが給料に反映されているとは言いがたい状況です。
厚生労働省の発表によると、2012年の保育士の平均的な給料は約21万円。他の職種と比べてみると、約10万円も低いのだとか。そして、これはあくまでも平均値。地方ではさらに低い給与だと考えられます。
潜在保育士(有資格者なのに保育士として働いていない人)が復職しない理由の上位にも、給料への不満があげられているそうです。

保育士の仕事は楽しくてやりがいもあるけど、とてもハード。見合った給料が貰えるならモチベーションを保てるのでしょうが、実際はそうでもないようです。

勤務時間が長い

保育園の勤務時間はこちらのサイトに書かれている通り、不規則です。
働くママさんが増えていることもあり、朝7時から夜7時くらいまで子ども預かることも多いです。最近ではニーズに応えて、夜遅くまで保育をしたり、24時間保育をする園もありますね。
保育園にもよりますが、だいたい8時間労働になるように早番と遅番などの交代制シフトが組まれているようです。
これだけだと、勤務時間は普通に見えますよね。

でも実際は、その8時間の前後にも仕事があるんです。
登園してくる子どもたちのために朝の準備をするための時間、残業して引継ぎや書類作成をする時間は、シフトの中に含まれていないことがほとんど。書類作成、行事の衣装作り、保育計画立案など、仕事を家に持ち帰ることもあります。それも含めると、勤務時間、拘束時間はかなり長いですよね。

体がもたない人がいたり、結婚後の家庭との両立を考えたりすると、ちょっとハードすぎる印象も。だから、辞めたいと考える保育士が多いようです。

職場の人間関係に疲れて

給料が安い、勤務時間が長すぎるなどの問題は仕事への意欲で乗り切れるとしても、職場の人間関係はちょっと別。
女性同士の人間関係のトラブルに巻き込まれると、けっこうダイレクトに精神的ダメージを受けてしまいます。
職場の人間関係は、保育士でなくとも仕事を辞めたいと思う理由としてよく聞きますよね。

同僚保育士の目の敵にされたり、保護者に言いがかりを付けられたり、保育士の職場の人間関係でも色々なことがあります。
仕事上、頻繁に顔を合わせることを考えると、気が重くなるのも理解できます。

あまりにひどいのであれば、自分を守るためにも「辞めたい」ではなく「辞める」選択をするのもいいと思います。
子どもたちの保育に悪影響を与えてもいけませんもんね。

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